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……それは静かにあたしの手の平に落ちてきた。
「……神坂。」
夜空の星屑よりもキラキラと輝いて。
煌めく夜景よりもあたしの胸を熱くさせる。
小さくて甘い。
星形のキャンディ……
「……ふっ、ふふっ」
ドラマみたいな甘い夜。
嬉しくて。嬉しくて。勝手に笑みが零れた。
「何笑ってんの。」
「秘密。」
何でだか笑いが止まらないあたしを眺めて、神坂はあたしの頭をグシグシと撫でてくれる。
優しく見つめる瞳がそこにある全ての光を受け止めて。
何より綺麗に見えた。
「毎日。俺がそうやって笑わせるから。」
……神坂。ありがとう。
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