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“きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ”
言葉にならない悲鳴をあげて、慌ててその場にしゃがみ込んだ。
結局こんなオチ?
物音を聞き付けたのか、また見回りの手が追ってきた。
あたし達を追い詰める眩しいライトをかわしながら、四つん這いになって冷たい床を進む。
あたし。ホント何してんの?
「居るなら返事しろっ!」
警備の見回りの声が暗闇に響き渡る。
いや。無理無理無理無理。
息を潜めたまま、夢中で非常階段の陰へと這って行った。
「……ほのか。」
不意にあたしの後ろから、涼しい声色の神坂が囁くのが聞こえた。
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