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携帯のアラーム音が部屋中に響いた
「うるさいな…」
布団の中から手が出て来て携帯のボタンを押した
「おい!早く起きねーと遅刻するぞ?今日は早番だろ?」アキラは寝癖の髪を手でかき回しながら言った
「後5分だけ…寝かせて…」布団の中に顔を埋めながらミカは言った
「ったく…じゃけぇ早く寝よって言ったのに」アキラはブツブツ言いながら起き上がってカーテンを開けた
「眩しい!!溶けちゃうー!」ミカが大声を上げた
「お前はバンパイアか…?早く起きろ!」
「起こしてアキラ~」ミカは半分起き上がるとアキラに言った
アキラはミカの両腕を掴んで引き起こした
「おはよう」2人は顔を近付けてキスをした
ミカが着替えをしている間にアキラは台所で朝食を作っていた
こんがりと焦げ目が付いたトーストにサラダとベーコンエッグ
ミカが席に座るとアキラは素早くコーヒーを出した
「えー。今日はご飯にお味噌汁がよかったのに…」ミカは少しハブてていた
「お前の家にある材料で作ったんだろうが!文句言わずに食べなさい!」そぉ言ってアキラはリンゴジュースを飲み干した
「リンゴジュースってアキラはまだ子供だね(笑)大人の朝はコーヒーでしょ?」ミカは笑いながら言った
「バカだな~。リンゴはガンにも効くし体にいぃんだぞ!?20歳の俺達は健康に気よつけないと!」
「あんたはまだまだピチピチでしょうが!まったくアキラは…」
2人は笑いながら朝食を食べた
「じゃあ私行くからちゃんと鍵閉めて出てね?」
「あぁ!気よつけてな!」アキラは横になってテレビを見ていた
「まったく…大学生は楽でいぃわね!のんびり昼から講義だなんて…本当にもぉ」ミカはそぉ言って仕事へ向かった
「学生もそんなに楽じゃないぜ?」アキラはボソッとささやいた。
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