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・・・試合当日・・・
「しまって行くぞー!!」
『お~!!』
俺達の後攻でスタートした。
審判)プレイポール!
寛貴)武いつも通りだ。
俺)お、お、おう。
初めての試合でど緊張でガチガチ。
案の定最初バッターはストレートのフォアボール。
次のバッターにはストライクを取ろうとした緩いボールを見事にセンター前に運ばれノーアウト1塁3塁のピンチ。
真央)おいっ!約束を忘れたか!!
ベンチから真央の声が聞こえた。
そういえば真央との約束もあったしこのままだと俺だせ~。
「ビュッ!」
「バン!!」
審判)ストライクッ!
相手ベンチが少しざわついた。
「1年であのスピードって結構速いよな?」
「120キロぐらい出てたんじゃね?」
「ビュッ!」
「バン!!」
審判)ストラーイクバッターアウト!
俺)しゃっ!!
次の打者は四番。
俺)気をつけなきゃな。でも寛貴よりオーラが全然ないな!
「ビュッ!」
「パキンッ!!」
強烈な打球が三遊間に飛んだ。
綺麗なヒットにな・・・
「パシッ」
「ビュッ」
「パンッ」
「シュッ」
「パシッ」
審判)スリーアウトチェンジ!
ショート寛貴の見事なファインプレーでゲッツーをとった。
寛貴)野球はホームランと3振だけじゃねぇぞ?
にこっと笑いながら寛貴が頭をポンっと叩いた。
ちょっと感動した。
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