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ビュッ!
パキィン!
またもや外野の上を越えて行く矢のような打球。
寛貴がバットを置こうとした瞬間
俺)まだだ!
寛貴)皆の迷惑になってんのがわかんねえのか?放課後にグラウンドに来ればもっと小さいボールで勝負してやるよ。
俺)くっそ~!
体育が終わって着替えながら走に愚痴る。
走)まあ気にしない気にしない。
俺)あの態度が腹立つ。
走)打たれた事は?
俺)むかつく!
ぐちぐち言いながら教室に戻ると女達がなぜか盛り上がっていた。
女)ヤバいよね~!
女2)うちB組がよかった~
女3)寛貴君ってほんとパーフェクトBoyだね☆
さっきの体育を見ていた女子共が憎き噂の天才君の噂をしていやがった。
その女子達を見て余計にいらついてきた
俺)今日は最悪な日だ。
その時
…)さ~と~う~君☆
俺)・・・?
・・・)あたし佐々木真央☆宜しく☆
確か前の前の席ぐらいの女だ。
俺)あ~宜しく。
真央)あたしもソフト見てたけど佐藤君も上手かったよ・・・///
俺)あ、ありがと・・・///
女と普段話しなんかしないから緊張して顔が赤くなる。
見られないよう下を向いていると真央が覗き込んできた。
真央)ねえ、野球とかやってたの?
俺)いや、たまに友達とキャッチボールする程度かな。
真央)それであの上手さって佐藤君もやっぱすごいよ!落ち込む事ないって☆
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