第1章

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武井もやっと涙が収まって来ていたのか、「ちょっと待ってね…」と言って、深呼吸し始めた。 「ふぅ」 やっと武井は落ち着いたようで一呼吸置いて口を開いた。 「ゴメンねぇ~急に!そういえば、なんで矢島君は残ってるの?」 俺の質問に答えると思っていた俺は、まさかの質問返しに違和感を感じずにはいられなかった。 「あー…いいけど。今日は実行委員の仕事。じゃんけん負けたから。」 何故か聞いてはいけない気がして普通に質問に答えてみた。 「あっそぉなんだ!お疲れ様~!お詫びに仕事手伝うよ」 いいよ、と断ったがどうしてもって言われて、結局残りの作業を2人でやった。
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