第1章

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「はあ~っ終わったあーっ」 大きな声と大きな伸びをして武井は疲れを発散させていた。 俺もちょっと首の当たりを抑えながら、ふと窓を見た。 夏が近づいているからか 日が沈むのはおそくなっていたが それでも太陽は差し込む夕陽に姿を変えていた。 それが俺にはやけにまぶしく見えてなんだか苦しくなった。 「にしても、」 武井が急に口を開いた。 「矢島君がこんなにおもしろいと思わなかった!作業は疲れたけど今日はいい日だったな~。またいっぱい話そ、ね!」 満面の笑みでそんなこと言われたら、誰だって少しは照れる。 「お、おう。てか武井って…「あ!!!」 武井が急に声をあげた。 「なんだよ、今度はどうした。」 「武井じゃなくて真未って呼んで!友達でしょ?」 「あ、え、あ、ま真未?」 何故か緊張してしまった。
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