第1章

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「そうそう。いい感じ!」 たけ…真未はまた満面の笑みを見せた。 「じゃあ矢島君は~…ヨウちゃん?」 馬鹿にしたように、にやにや聞く真未。 「あほか。」 一喝。 「まぁいいじゃん、ヨウちゃん!帰ろ~」 俺の話は基本流して、真未は片付けを始めた。 『あれ?』 俺はふと、さっきのずぶ濡れだったことや、涙の訳を聞かずにいた事を思い出した。 今なら心を開いているかも知れないと、もう一度聞く決心をした。 「なあ、た…真未…?」
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