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女の子が俺の手を握った。え、なにこれ。
「体が……熱いんです……」
女の子は何だか頬が赤い。これはひょっとすると……脱☆童貞……?
「ね、ネムちゃん……俺は今、最大のモテ期を向かえたらしい……!!」
お持ち帰りしてあんなことやこんなことができるパターンのやつや……!!
「バカを言うな。それはおそらく先ほど食べたチョコレートの効果だろう」
「……にゃんだって?」
「ホントなら食べた者の方が性的興奮、もとい惚れてしまうという効果が現れるように作ってはみたものの……まだ完成には遠いみたいだ」
チョコレートの不測の効果で目の前の女の子は俺に惚れて尚且つ興奮していると……?
それ最高!!
「スゴいぞネムちゃん!!なんて最終兵器を作ってしまったんだ!!」
「兵器ではないが……でも効果がなかなか強いな。その女の自我が完璧になくなってる気もする……」
「そんなことは関係ないさ!!お嬢さん……失礼ですがお名前は?」
「つ、椿……愛理といいます……」
お、女の子の息が荒い……!!
なんだこの普通ならあり得ないような展開は!?
ようやくチョコレートの神様が俺に振り向いたということなんだな!?
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