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「い、一夜を共にするって……やっぱり……」
「えぇ。愛理さん。私のこの愛……体で受けとめてほしいのです……!!」
ぐへへ……
見たか純一。俺は今日竜柳さんに勝るとも劣らない美女と一夜を共にしようとしてるのだ。
「……なんか性格変わってないかお前。それもチョコレートの効果か……」
「なんだか自分に自信がついたみたいな感じだぜネムちゃん!」
「……違うみたいだな」
さて。これからどうしたものか。とりあえずホテルにでも行くか?
「それじゃ、大体の効果もわかったことだし。私は帰るとしようかな」
「え、帰っちゃうの?」
「これからの出来事なんて私には関係ないからな。効果が切れるまでは存分に楽しむといい」
「そうか……そういえば、何でネムちゃん自身にはチョコレートの効果はないわけ?」
多分、チョコレートの効果が表れるタイミングもあると思うけど、1番に効果を発揮しそうなのはネムちゃんに対してなんじゃ……
「何だ。私に気があるのか?」
「なきにしもあらず?」
「気持ち悪い……私には生涯を捧げるべき伴侶がいるのだ。お前みたいなカビ臭いヤツには興味がない」
「カビ臭い!?」
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