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「第6部隊っ!!」
俺たちは今日も郊外に出た。
人間と魔物が住む空間はある程度分離されている。
魔法陣…とまでは言わないが、魔力によって都市の安全確保はしてある。普通、魔物がその境界をこえてくることはない。
簡単に言えば、
人間の持つ「正」のエネルギーと魔物の持つ「負」が拮抗しているからだ。
それを調節するのがソルジャーの役目…
「…―リベル後ろッッ!!」
≪ガキンッッ――≫
不意に聞こえた仲間の声に反応し、リベルは瞬時に剣を振りかざした
そして
「グォルルル..『ブラスト!!』
言葉と同時に彼の右手から発せられた風が、空間を切り裂く。
負傷した魔物が起き上がる前にリベルはとどめを刺していた。
「相変わらずスゲェなお前(笑)」
「…こんなの朝飯まえだ」
ニヤける同僚に
適当に相づちを打っておく。
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