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気が動転して気付かなかったが、よくみると、あちこちで火の手が上がっている
その中には
剣を振りかざすソルジャー達の姿。
「なんでだよ――」
自分も剣を抜く
建物の影からいくつもの唸り声が聞こえた。
『グォルルッッ!!』
飛び込んでくる敵めがけて、
ひたすら剣を振りかざす。
「ちくしょう…これじゃきりがないだろ…」
次々と現れる魔物に
少し息が切れてくる。
このままじゃいつまでたっても倒しきれないと悟った〝リベル〟はひたすら魔法をぶっ放した。
「一匹ずつやってたら
魔力が足んねぇ…!!」
どっかに集めて一気に。
そうすればこんな奴らすぐに…。
そう考えている間も、
敵の攻撃は止まない。
「――ってかこの数じゃ集めてる余裕も…」
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