オリジナルな味

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プロローグ   いつもと変わらない日々… ただ 何もする事なく 本を読んでいる……。 私がいつも読む本は、 街の図書館で借りてきている 今日もまた 新しい本との出会いを求めて 図書館へと足を運んだ。 図書館の中は、 外とは気温が全くと言ってもいいくらい違う 少し日焼けした私の手は、 読みたい本を選び始めた。 ずらりと並ぶ本棚… 。 分厚くて 古そうな本を見つけた。 そこには“あ,な,幸,せ”と書いてあった。 白っぽくなっていたところを 手ではらってみると、 “あなたにも幸せを” と書かれてあった。 気になったので借りて家で読むことにした。 ーーでも、この本から いつも変わらなかった 私の日々が 変わっていくことに その頃の私は、 まだ 気づいていなかった。
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