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目の前に、幸せ『な』少女が立っていた。
彼女は言った。
「これは夢なのかな?」
不幸せ『そうな』僕はどうゆうこと?と思った。
「私の心。とっても笑っているの。でも君の心は孤独・・・」
彼女の言っている『言葉』が分からなかった。
夢だから孤独?夢だから幸せ?
僕はそうか、と思った。
そうか、彼女と僕は違う世界の住人なんだ。
僕は心が孤独だ『った』。
だから彼女の側に近づく。
『すーっ』と近づく。
幸せ『な』彼女の幸せを、少しでも貰うために。
彼女は言った。
「どうして私が幸せだと思う?」
首を横にふる。
『君がいるから』
彼女はそっと呟くようにいった。
「私は『君といると』幸せになれるんだよ」
僕は微笑んだ。
彼女も微笑んだ。
「ほら、孤独がーーー」
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