背中を押す手

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その日はいつも通り幼稚園に通い、昼頃にみんなと園内にあるすべり台で遊んでいました。 わりと活発だった自分は、ただすべるだけでは飽きたらず、すべり台の一番上にある柵を越え、その周りを柵に掴まりながら遊んでいました。 高さ的には2メートルくらいの場所でしょうか。 それでも落ちたら危険な事には変わりありません。 しかも、落ちないように柵があるのに、自分はその柵を越えて遊んでいるのです。 案の定、その姿を見た女性の先生が駆けつけ、すべり台の下から「危ないよ!」と注意してきました。
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