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しばらくして自分と妹は、親と祖父母と合流しました。
そして、自分が魅入っていた滝の話を祖父から聞いた時、鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
その内容は次のようなものでした。
まだ祖父が若かったら頃の時でした。
その川で子供たちが遊んでいたところ、1人の男の子が誤って川に流されてしまったそうです。
他の子供たちは流された子を川沿いから追い掛けました。
しかし、その子はなかなか岸に上がる事ができません。
そしてついに、あの滝の所まで流され、そのまま滝壺に落ちてしまったそうです。
その後、村人達が総掛かりで男の子の捜索を行いましたが、見つける事はできませんでした。
数日後、村のお坊さんが供養の為、滝壺の所でお経を唱えたそうです。
そして供養も終わりに近づいた頃、1人の村人が叫びました。
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