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そのナイフは女であるレイラの手に収まるように作られた特注のナイフだった
レイラを日本へ行かせるときに父親が渡したものだった
「さて、ファミリーの名前を吐いてもらいましょうか?」
「貴様が知る必要はないっ」
「Σしまった」
目の前の男に気を取られているうちいつの間にか背後に回っていたもう1人の男が銃を構えた
レイラはもうダメだと思い目を強く閉じた
が、待っていた衝撃は来なかったのだ
レイラの体にきたのはふわっと体が浮く感覚だった
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