事件

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「大福よっ!! 個数限定、塩豆大福!! 買うのに凄い苦労したのに~!!」 「…だ、大福ですか?」 ちょっと引き気味の反応に、 金井が不服そうに睨み付け 「そうよ!! 最近、巷で人気なんだから!! 懇親会の目玉なのに!!」 目玉にするのもどんなもんだか… そんな空気が流れる中にドアが開いた。 「何かお困りかな?」 そう言って、入り口に佇む男子生徒。 背は高め、顔立ちも整っていて切れ長の瞳が知的な感じを思わせる。 しかし、その手にはルーペを握り、右目から覗いているのは異質な雰囲気を漂わせた。
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