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翌朝、惰眠を貪るはずが、早くに目が覚めてしまった。
「うーん!レンタサイクルで朝の街の散策にでも行きますか」
自分に気合いを入れチャチャと身支度を整え、ロビーに向かった。
自転車を借りて、まだ明け切れてない海岸線を走る。
少し走った先にある岬で自転車を止めた。
ちょうど、朝日が水平線の向こうから昇ってくるところ。
「…今日が素敵な1日になりますように。ジフンさんに逢えたら嬉しいな…」
そんな他愛もない事を願ってしまった。
再び自転車に跨がり走った。
観光名所なのか、広い公園にもう何人か人がいる。
「ツアーかな?朝早くからご苦労様ですな~」
公園を一周しながら、ちらりと見ると、何やらカメラのようなものがみえる。
何かの撮影なのかな~?
程よくお腹もすき、ホテルに戻る事にした。
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