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『どうしたんですか』
後ろからご主人様の声。
『いたー!ご主人様あのね!水溜まり見たい』
小さい狐の唐突な希望。
『水溜まりですか?』
『そう!水溜まり』
小さい狐はニコニコしながら言います。
『雨が降れば見れると思いますけど……そういえば最近降ってませんねぇ』
『ちがう』
ご主人様の言葉に対してポツリと呟いた小さい狐。
違うと言いながら,小さい狐は一枚の紙をご主人様に渡しました。
『これ,お水いっぱいの綺麗な水溜まりじゃないの?』
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