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今日は[大きい水溜まり]を見に行く日。
小さい狐はご機嫌です。
『ふんふーん♪』
鼻歌混じりに朝ごはんの準備をお手伝い。
ご主人様には,今日は早起きですねって言われてしまいました。
『水溜まり何時行くの?』
『そうですね。少し遠いんで食べたら直ぐに出ましょうか』
『はぁい』
小さい狐がご飯を頬張る姿を見つめて,ご主人様は少しだけ笑いました。
-水溜まり-ですか。
この子特有の感覚なんですかねぇ?
小さい狐の感性が子供よりなことは分かる。
でも,小さい狐のご主人様は子育てなんてしたことがないから,他の子供たちがどうなのかはわからないのです。
-まぁ,うちはうち。よそはよそ。ってことですかね-
『ごちそうさまでした!』
小さい狐は,食べ終わった食器を運んで片付けています。
『いい子ですね』
戻ってきた小さい狐の頭を撫でてやれば,凄く上機嫌になる。
見てて飽きないんですよねぇ。
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