1人が本棚に入れています
本棚に追加
ただいつもの路地裏を通っていただけ。ここは路地裏だ。
と、歌奈は自分に何度も何度も言い聞かせた。
路地裏からぬけて、光が見えたと思ったら目の前にあった光景はとんでもないものだった。
人、人、人。
人だかり。
目の前には人だかり。
しかも、その人だかりの中、たくさんの人が魔法使いのような、とんがりぼうし。
「あっ、あの!」
「……。」
シカト、シカト、シカト、シカト。
「一体、ここは………どこ?」
最初のコメントを投稿しよう!