青空裁判

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「は…はい…でも殺したのは……」 「被告サマエル!!発言は許しておらん!!静粛に罪を受け入れよ!!」 「僕は殺してないッ!!僕じゃなく百舌鳥だ!!悪いのは百舌鳥じゃないか!!そうだろ!!」 「百舌鳥が悪いとて罪に問えるものか!!ならばお主が百舌鳥に罪を問え!!元はと言えばお主が蛇にあるまじき夢想に耽った為に起きた事件じゃ!!蛇は飛ばぬ!!……身の丈を知れ地を這うサマエル!!」 「そんな……飛びたいと思う事が罪だとおっしゃるのですか裁判長!!間違ってる!!思う位いいじゃないか!!僕の夢だ!!そうなる為の努力をしてきた!!そんな事を考えもしてないみんなより僕は空に近い!!何もしないよりは飛べる!!」 裁判長はシンと静まり返った広場を見回し、徐に言い放った 「ならば飛んでみよ」 被告サマエルは集落追放と相成ったが、百舌鳥の脅威の為に他の蛇達が引っ越して行った
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