2)出会い

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月日は流れ 鬼の子として捨てられた赤子は 50歳(人間にして5歳)に 成長していた。 森の中で一人寂しく 暮らしていると、突如後から 声をかけられた。 「貴女…一人?」 鬼の子はビクッと肩を震わせ 後を振り返った。 そこに立っていたのは 当時60歳(人間にして6歳)の エマだった。 「…………」 近付いて来るエマに鬼の子は 睨むように後退りをすると すぐにその場を離れた。 「あの子……」
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