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『聞いてもいい?』
「んっ!?」
彼女の首を傾けながら、こちらを見る顔にドキっとした。
『俺のこと知ってるん?』
「入学式の時に知ったよ☆」
『…そうか…てか、なんで交換日記なん?』
「秘密☆」
(へ!?秘密?)
この時は、彼女が俺に好意をいだいてくれているとはわからなかったため、不思議でしかたなかった。
「ノート頂戴!!今回はうちの番やから、交換日記の理由書くね☆」
そう言いながら、ノートを持ってまたしても、教室へ一目散…今回はスキップをしながら…
(無邪気な子やなぁ~)
と思いながらも、変事が楽しみで、内心ウキウキしていた。
この頃は、恋愛などという言葉は頭になかったため、すごくフレッシュな気分だった。
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