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「じゃあ、着替えるから。」
「うん。」
ドアを閉める。
「さあ、どうぞ。」
何故部屋の中で満面の笑みで言う?
「奈緒美、なぜ?」
あえてそれだけの言葉で聞いてみた。たまにある事なので、驚きも慌てもしない。
「御主人様のお召し変えを手伝うのは、メイドの勤めでございますから。」
……、そう来たか。
「じゃあ、これから朝風呂にでも入るか。当然、それも「着替えたら朝食宜しくね。じゃっ!」ヲイコラ」
言うが早いか、既にドアの向こうへと姿を消していた。
「逃げたか。ってゆーか、朝食くらい作ってくれてもいいだろう、常考……」
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