思わぬ場所で

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とある飲み屋で大立ち回りを演じてしまった俺は、ここのホストである悟さんに助けられた。 普段は温厚で人当たりがいい事しかとりえの無い俺だけど、その時は家の事情とか、家の事情とか、家の事情とか。 とにかく頭がめちゃくちゃになってた時で。 店などへ賠償する金は、議員をしていた祖父と父親の七光りの一部として、残念ながら持っている。 どうなろうと知ったことかと思っていたら、4~5人に押さえつけられて死にそうになった。 我に返ってテーブルの足まで折れてた事に気づいた時は、臓器という臓器が冷え切る思いだった。 悟さんにとめてもらわなかったら今頃動けなくなっていたかもしれない。
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