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『まぁまぁ、落ち着きなよ俊。きっとリカちゃんは君が緊張してるのを見て、何とかしようと思ったんだよ』
俺が緊張……
確かにさっきまで小刻みに揺れていた身体や、乱れていた呼吸も元に戻っていた。
「いつまでもここにいても意味はないわ。先に進みましょう」
いつのまにか、霧島は波うっている紫色の刃が特徴的な蛇神を握っている
「アイサー!」
楽しそうに駆け出したリカもその両手に大小対となる刃を持っている。右手には日本刀より少し小さい桜色の刀持ち、左手にはまるで血のように紅い小太刀をしっかりと握っていた。
『俊も早く僕を具現化して! 戦いは始まってるんだよ』
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