318人が本棚に入れています
本棚に追加
――わかった。
浅く息を吐き、右手に意識を集中する。
何十回とやってきた事だ、大丈夫……いつもどうりに。
「よし……」
右手から僅かに感じる重み。その手にはしっかりと飛燕が握られていた。
胸の内で僅かに安堵しながら、具現化をすませた霧島達の後を追う。
「しゅーちゃん、頑張ろうね!」
盾を持った唯が、追いついて来た俺に気づきニッコリと微笑む。
「ああ、頑張ろう」
刀を持ってない左手でグーサインを作り、俺は返事を返した。
最初のコメントを投稿しよう!