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ッ! 倍!?
「唯ッ! 前方からかなりの攻撃が来る、いけるかっ!?」
冷や汗が背中を伝う。素早く刀を抜き放つ俺は、攻撃が来るであろう前方を見つめ、防御能力に特化した唯に頼んだ。
「わかった! やってみる」
薄紫の瞳に真剣な色を宿した唯は、俺達の前に素早く出る。
「『エンジェルフェザー[ディフェンスモード]』っ!」
カシュッ、という音と共に白銀の盾に付いていた羽が外れ宙を浮く。
4つの羽は空を駆け、唯の前に正四角形の障壁を造り上げた。
「みんな、後ろに!」
素早く、唯の後ろに身を隠した次の瞬間……
爆弾でもぶっ放したのかと思うほど、激しい衝撃が前方の障壁と地面から伝わってきた。
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