同盟国とやらがあるらしいな

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戦争がうんたらかんたらとか言う割になかなかどうしてこんなほのぼのしてるのだろうか 晶「やあっ!」 アル「貴様!剣をもっとしっかり握れ!それではすぐ相手に飛ばされるぞ!」 中庭では勇者君が確りと指導を受けてるみたいだね ガチ「逃げてないで真面目にやれ!」 千寛「無理だって!あんたと組み手とか絶対に怪我じゃすまないだろ!」 こっちは指導しようにもヘタレがあれだし 俺は俺で中庭の木陰で暇潰しにこのSoul Of Grimoworlを読んでいたり これ多機能で俺の記憶を基にこれまでの出来事を物語にして楽しむ事ができたりするんだよ 魔導書以外にメモリアルブックにもなるとはすごいだろ 「ねぇ、それって禁書の類いでしょ?」 いきなり誰だし? 絶月「初対面なのにいきなりそんなこというかお前は」 目線を声の主に移せば生地が良質な服を着込んだ緑色の髪で目測17程の歳であろう女が興味津々に俺の魔導書を見る 「あ、ゴメンね私は隣国の王女サラサ・ベルクラムって言うの貴方は?」 絶月「九十九絶月だそれ以上でもそれ以下でもないし他を教える義理も無い、後用が無いならどっか行け」 王族絡みはだいたいが厄介事だからあまり一緒に居たくないかな サラサ「随分冷たいし王族ってわかってるのに無礼だね貴方、普通はもっと畏まったりするよ?」 絶月「権力なんて非力な奴が腕力の代わりに手に入れた物だ」 王族だろうがなんだろうが認めた奴以外に礼は尽くさない サラサ「変わった考え方だね」 絶月「だからなんだ、俺は本の続きを読みたいからどっか行ってくれるとありがたいんだけど」 てか早く失せろよ サラサ「ねぇさっきも聞いたけどその本って禁書だよね?なんで持ってるの?普通は何処かにしまってる様な物だよ」 絶月「なんで禁書ってわかる、そしてこれは俺が作った物だお前にどうこう言われる筋合いはない」 もうどっかに逃げていいかな? 寧ろそっちの方が楽に気がしてきたぞ サラサ「貴方の持つそれからは魔導書ではあり得ない魔力を内包してるのがわかるもん、媒体として使うならこれほど魔力は必要ないから必然的に強力な何かがある、だからそれは禁書だと推測したの」 魂というエネルギーを使ってるからなそりゃ膨大だろ
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