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その後アイツは席に着くなり眠り出した
まぁ誰も起こそうとはしないだろう、だって皆怖いだろうし
チャイムが鳴り幾つもの授業を消化し今は昼時
俺は購買組でパンを買いに走る
千寛「憂鬱だ」
なんの事だと思う奴もでるが文字通りのことだ
俺の親友のリア充は今日も美少女に周りを囲まれ弁当を食べさせてもらってるとなんとも羨ましいイベントを始めてやがる
周りの男も奴に嫉妬の死線を送り付けてます
千寛「俺も親友なんて立場じゃなかったら送ってるところだ」
俺は溜息を漏らし購買に向かった
千寛「…?なんの騒ぎなんだ?」
俺が購買に着くと何か騒がしいことに気付く
千寛「…げっ!?アイツ」
よく見るとそこには編入生のアイツとこの学校でかなりの問題児と言われる不良三人が対峙していた
「テメェ邪魔だ早く退きやがれ!」
絶月「テメェ等の方が邪魔だカスの分際で俺の道を遮るな」
「なんだとこの野郎!」
「ぶっ飛ばすぞ!」
千寛「おいおい喧嘩かよ」
早く買って帰りてぇな、てか誰か止めろよ
え?俺?無理無理怖いし痛い思いとかしたくないから
ヘタレ?違うよあんな連中と関わりたくないだけ
「おりゃぁぁあ!」
「くたばれぇ!」
「赤髪のチャラけた奴が調子に乗ってんじゃねえぞ!」
ざわざわと喧嘩を見る野次馬の人達
俺の目の前には三方向からアイツに襲い掛かる不良三人
絶月「やれやれ、雑魚は群れるのが好きだな」
余裕そうな顔でただ立っているアイツ
そして同時に放たれた拳は全てそいつの顔に当たる
絶月「どうした、この程度なのかゴミ共」
「な、なんで効いてねぇんだ!」
「は、はったりだ!痩せ我慢に決まってる!」
「へ、そうに決まってるだろ、沈めオラァ!」
再度殴りかかる不良三人
絶月「はぁ…殺したくなってきた」
おい!物騒なこと言ってるぞアイツ!
俺はアイツの呟きが聞こえツッコミを入れた瞬間奴の姿がブレた
千寛「は?」
一瞬にして不良三人が宙を舞う
こんなのアニメでしかみたことない現象だ
絶月「意気がるな」
アイツの言葉が耳に入った時にはアイツは購買から出ていくところだった
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