始まりの時

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後から聞いた話だがあの不良三人は自分達からぶつかった女の子に詰め寄っていちゃもん付けていたところ偶々通りかかったアイツが話し掛けてあんな展開に 結果的に女の子を助けたのかアイツ まぁあの三人が起きる前にさっさと買って帰ることに 千寛「腹へったぁ」 晶「仕方ないよ、食べる前にチャイム鳴っちゃったんだから」 現在昼飯がアイツの騒動で食えなかったお陰で夜飯までお預けで空腹に苛まれながら帰宅 コイツは何故か俺と一緒に帰りたがる 美少女とイチャイチャしながら帰ればいいものを 俺が女子に嫉妬の死線を受けるじゃねぇか 千寛「なんでお前みたいなフラグメーカーと帰らにゃならんのだ」 晶「酷いな、僕達親友だろ?」 何が親友だろ?だ迷惑ばかりかけやがって俺が何度お前の手伝いしたと思ってんだ 晶「ねぇ千寛!これなに!?」 千寛「ん……は?」 俺が思考の海に落ちてる間に何をやってんだよ! 魔方陣とか非現実的なもん足下に敷いてるとか 物凄く嫌な予感しかしねぇよ 絶対に勇者召喚だの面倒事だろ 千寛「取り敢えずお前はそのままじっとしてろ、俺は帰る」 なに?俺は面倒事が嫌いなんだよ だから帰るんだ! 晶「そうはさせないよ!こんな事になったんだ、千寛も一緒さ!」 千寛「ふざけんな!」 じたばたと暴れ光に飲み込まれる身体を逃げ出そうとし最後に何かを掴み引っ張った なんとなく見えたものが赤かったのは嫌な予感しかしなかった 絶月に戻る やぁ少しぶりだな 俺は現在帰宅中だ やることもなくただひたすら帰るために足を動かす 何故か今日は不良の馬鹿共に絡まれないが目の前で二人のクラスメイトか騒ぎながら帰ってる まぁ興味は無いがな 晶「ねぇ千寛!これなに!?」 なにやら更に騒がしいと思って見てみると無駄にかっこいい顔付きの男の下に魔方陣が 絶月「勇者召喚か、そんであっちの逃げようとしてんのが巻き込まれ系と」 楽しそうなことしてんなぁなんて考えながら横を素通りしようとしたらいきなり制服の裾を掴まれ一緒に光の中へ突っ込んだ 絶月「巻き込まれ系の巻き込まれ系、新ジャンルだろwww」 なんて思い付き俺は学生から解放され異世界に飛ばされた
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