阿部「やらないか」 QB「えっ」

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さやか「ああ、はい、すみません……」 阿部「いいか、この公園は有名なハッテン場なんだ。昼ならまだしも、夜に嬢ちゃんみたいな子の一人歩きは危ない」 阿部「悪いことは言わないから、迂回して行くんだな」 さやか「えと、はってんばって何ですか?」 阿部「……」 阿部「まあ、一言で言うなら男の溜まり場だな」 さやか「なーんだ、平気ですよそのくらい。タターッと通り抜けちゃいますから!」 阿部「いや、嬢ちゃんが思ってるよりも濃厚な溜まり場でだな」 さやか「大丈夫ですって!それじゃあ失礼しまーす!」タタタッ 阿部「あ、おい……!」 さやか「んー?危ないってわりに全然人いないじゃん」タタタッ さやか「ん?」 男A「大尉、自分はもう、暴発寸前であります……!」 男B「イイぞ……これは実戦だ、俺の中に特攻してこい!」 男A「ああッ、小早川大尉!愛しておりましたァーッ!」 男B「おおーッ!大日本帝国バンザイーーッ!」 さやか「やだ、なにこれ……」 さやか「え、だってアレ、どう見たって男同士であんな……」 さやか「うわうわ、そんなトコまで……」モジモジ 男C「おいそこのォ」ガシッ さやか「ひゃっ!?」ビクッ 男C「お前さんフリーか、丁度イイや。あぶれたモン同士楽しもーや」ヒック さやか「楽しむって、ちょっ、やだ……ッ!」 男C「アン?なんだオメー、女か」 さやか「そ、そうだよ!だから離して!」 男C「ンー、たまにゃあ女もイイか。オラ、ケツ向けな」ボロン さやか「いやーッ!変なモン出すな!向けるな!いや、やめ、ひっ……」
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