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阿部「……」
ほむら『魔法少女の契約を結んだが最後、魂は抜き取られてソウルジェムとなる。私たちの肉体は抜け殻にすぎない』
ほむら『ソウルジェムは魔力や精神の消耗で穢れていき、それを浄化するには魔女の持つグリーフシードを手に入れなければならない』
ほむら『そして、ソウルジェムが限界まで穢れを溜めた時、魔法少女は魔女へと変わる』
ほむら『阿部高和。あなたが魔女となった時、世界は間違いなく滅ぶわ』
さやか「あーべさんっ」
阿部「おいおい嬢ちゃん、忠告聞かずにホイホイこんなやってきて。今度こそ食われちまうぜ?」
さやか「だからちゃんと昼に来たじゃないですか!」
阿部「ああ、忠告を聞いてないのはよくわかった」
さやか「大丈夫ですって。それに、阿部さん助けてくれるでしょ?」
阿部「さて、どうだか」
さやか「……魔法少女のことなんですけど」
阿部「……」
さやか「聞きましたよ、阿部さんが凄い素質の持ち主だって」
阿部「……」
さやか「ホモって少女にカウントされるんですね」
阿部「その発想はなかったな」
さやか「……かなえたい願いごとがあるんですよ」
さやか「あたしにはそこそこの才能があるって言ってもらえたし
さやか「マミさんもよく考えろって言ってくれてるけど、でもすごく期待してくれてるみたいで」
さやか「でも、やぱりちょっと怖くて」
さやか「……阿部さんは、どうなのかなって」
阿部「……」
ほむら『ソウルジェムが限界まで穢れを溜めた時、魔法少女は魔女へと変わる』
ほむら『阿部高和。あなたが魔女となった時、世界は間違いなく滅ぶわ』
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