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ほむら(ただ確かなのは、もう諦めていた、あの日々が)
ほむら(まどかとの、普通の日常が帰ってきたということ)
ほむら(今は、それだけでいい)
まどか「ほむらちゃんっ、もう、置いていっちゃうよ?」
ほむら「すぐ行くわ」パサッ
まどか「あ、何か落としたよ?って、うわあ……」
ほむら「どうしたの?」
まどか「うん……私、ほむらちゃんのこと好きだし、大切な友達だけど、この趣味だけは理解できないよ……」
ほむら「そう?男同士って、いいものよ」
上条「……」
さやか「恭介、どうしたの?そのCD、気に入らなかった?」
上条「ああ、いや……なんだか、声が聞こえたような気がしてね」
さやか「声?」
上条「うん……なんだか、大事なことを教わった気がするんだ」
上条「……もし、この手が治らなかったらさ、作曲でもやってみようかな」
さやか「え?どうしたの、そんな弱気に」
上条「前向きって言ってほしいなあ。弾いてた頃から、なんとなく自分の曲が欲しいっていうのはあったからさ」
さやか「へえ……うん、いいよ。恭介、それいい!」
さやか「今からでもやろうよ!手が治っても、それ続けるべきだし!あたしも手伝うからさ!」
上条「ははっ、じゃあさやかには楽譜を読めるようになってもらわないとね」
さやか「うっ……よーし!さやかちゃん、頑張っちゃいますよぉー!」
ブロロロロ…
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