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ああ私はどこにいくのだろう?
エアーはただ浮いていた。
自分が大切にしていたものを自ら破壊した苦しみはまたエアーを深くつつんでいた。
「エアー。」
何も意識せずどれくらいさまよっていたのだろう?
「エアー。」
誰かが私を呼んでいる。
だれ?
「エアー目をひらきなさい。」
目をひらくといつのまにか金色の星屑のようなものにつつまれていた。
これは?
「エアー、私は生命の源あなたのいた空間の生き物達の魂の集まりです。エアー、我が子を探しなさい。」
アポロを?あの子は暗黒に落ちて死んだはずじゃ?
「エアー飛びなさい。私が連れていってあげるから。」
ふんわり優しい気流がエアーを起こす。
金に銀の飾りがついた美しいウロコの体を光らせエアーは飛びはじめた。
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