世界がはじまる時

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ウニバルゾの空間の中心と言える薄紫で銀色のベールをかぶせたような星、ビヨンセ。 『 生命の石』の中は空洞になっていた。 そこはただ黒かった。 そこに金色の鳥が一羽入ってきた。 鳥は長い尾羽を光らせて歌った。 そして何もない暗闇に薄紫の光の粒が舞いはじめた。 鳥の長い色とりどり光る尾羽から雫が落ちて下に落ちた岩を潤しはじめた。 とりは中心に見えはじめた白石の上に座った。 ここからは今、自分が造り出した空間がよく見える。 白い岩に透き通った水が流れるだけの空間。
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