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もう一度、さつきに電話して、裕也のアパートの住所と部屋を聞いた。
父が目覚めたこと、もしかしたら、ひき逃げの犯人は、さつきと裕也を狙ってるかもしれないことを、大まかだが説明して電話を切った。
バスに揺られながら、ソワソワ落ち着かない。
神さま、お願いします！
裕也くん！お願いだから無事でいて！！
あたしがいるから、周りに迷惑がかかる・・・
だけどね？
だったら一言言わせてよ。
たった一言でいいからさ？
大好きって言わせてください。
伝えさせて！！
たとえ、あたしの片想いだとしても・・・
叶わなくてもかまわないから！
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