卒業おめでとう

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父が目を覚ましたこと。そして、田村が犯人かもしれないこと、一通り話した。 裕也「けど、田村がこのアパート知る訳ないだろ💧」 朱音「そうだけど・・・心配じゃん」 裕也「母親だもんな」 裕也は、知らない真実。 朱音「・・・ねぇ、一人暮らしってさ?恋人連れて来放題だよね」 部屋を見渡しながら、寂しそうに言う。 裕也「え・・・?あぁ、まぁ😅」 朱音「あたしが、この部屋に入った女第一号だよね😃」 裕也「は??💧」 何となくいつもと違う朱音。 朱音「あたしね?裕也くんがファーストキスだったの。唇だけは、守ってきたの」 裕也「・・・何が言いたいの?」 変に緊張する。 今まで何度も期待して裏切られた。 だけど・・・?? 朱音「どーしてかわかる?」 裕也「どーして??」 朱音「好きな人としたかったから」 真っ直ぐに朱音は、裕也をみた。 ドキッとしてしまう。 変なん汗までかいてしまう。 期待しちゃうじゃん・・・ 朱音「裕也くん、もう一度してくれますか??」 裕也「それって・・・」 朱音は、静かに目を閉じた。 精一杯、自分の気持ちを伝えたつもりだ。 もぅ後悔は・・・ない。 「あなたが大好きです」
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