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「おらおらおらぁ!!」
「ひぎゃぁぁああ"!!!」
苦無がドスドスッと音を立てて飛んでくる中私達監察方は必死で逃げ回る。
つか逃げな殺されるわボケェ!!!
「ほらほら反撃はないん?…あんたら!もーちょいはよう走り!!」
そう言いながら土方さんの顔を踏みつける
「て、てめ「梅の花一輪咲いてm」すいませんでしたぁぁ!!!」
…どうやら土方さんもお手上げのようだ。
「まだ走れそうですか!?」
私がそう聞くと監察方の人は3人揃って頷いてくれた。
…一応一方戦だけど勝たなかったら烝との仲を認めて貰えない……。
絶対勝たなきゃ…!
グサッ
「よそ見しとると死んでまうで?」
…私まぢで勝てる訳ぇ!?!
─「うわっ!!」
逃げ回り数分後。
1人の監察方隊士が脚を滑らせ転倒。
「…っ」
なんとか体勢は保ったけど…
「ここまでご苦労様やな…」
…追い付かれてしまった。
「す、すいません…和月さん!!」
下からの謝罪。
私は歩さんを見据えたままその隊士に「ドンマイドンマイ!!大丈夫だって!」と笑って見せた。
(((ドンマイ…?)))
…意味は伝わらなかったようだが……。
「さて、行くで!!?」
ヒュッと伸びてきた歩さんの腕を掴むと私は必死に対抗していく…
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