566人が本棚に入れています
本棚に追加
「…どんな手を使われたとしても負けは負けや…忍が後方取られたなんてよう言えん…それにあんた勝たせたら総ちゃんに希望与えてまうし?」
そういうと歩さんはハァっとため息をついた。
「まぁ烝より総ちゃんのが大事になってまったし…あんたらの仲は許したる」
……!!!
「ありがとうございます…!!//」
私はそういうと深く深く頭を下げた。
「…うむ!一件落着だな!…取り敢えず皆降りて貰ってもいいかい?」
………ん?
…!!
「す、すいません!!!」
そういえば私まだ騎馬の上だったぁ!!!//
私が慌てて降りると歩さんも続けて降りる。
…あれ?
「…山南さんなんで降りないんですか?」
私がそう聞くと…
ニッコリと笑って…
「だって降りたら失格でしょう?」
…と。
(あぁそっか…まだ山南さん鉢巻きついてるから………)
…そこまで考えて思い出す。
…あれ?;私…
恐る恐る自分の額に手をやると……うん、やっぱりあったよ…
「えー…和月さん失格ということで総長の勝利ーっ!!」
…やっちまったぁぁああぁ!!!
「すいません和月さん…勝利は我々一番隊が頂きましたよ?」
…あぁあぁああぁ!!!
「まっしゃあないやろ…ところで、一番隊の隊長は総ちゃんやろ?しかもあんたはうちの下におったんに騎馬に乗っ取ったん?」
最初のコメントを投稿しよう!