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「うおおおおおおお!!
可愛い女の子の匂いいいぃぃいい!!」
「ガフッ!」
部長はまた、直したばかりの扉の下敷きになっていた。
その扉を蹴飛ばしたのは我らがT研の副部長だ。
「幼女Please!!」
一応行っておくが、副部長は女だ。
つまりは変態。
更に言うとこの紅茶研究部は変態の集まり。
え、新井君?
勿論彼も変態の一人だ。
例えるならそう、羊の皮を被った狼。
「おいナレーター、大概にせえよ?」
まあ、止めないけどね。
「あ、新井君、HELP……。」
「はいはい分かりました。」
部長は何故か、ものの下敷きになると力が出なくなるという。
因みにそうなった部長を新井君はいつも部長を助けているのだ。
「キャー、恋ちゃんだ!
初めては私が頂いた!」
その間に副部長は気絶した恋にルパ〇三世の如く飛び掛かる。
だがしかし
「佐奈、それは絶対にさせん。」
「なぁっ!?」
部長が副部長の頭を片手で掴み阻止していた。
「小癪だぞカーくん!
恋ちゃんを抱きしめさせろ!」
「カーくん言うな。
そして恋は誰にもやらん。」
副部長の名前は『羽田 佐奈(ハネダ サナ)』。
彼女は部長のことを『カーくん』と呼んでいる
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