1章:転校

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ガチャッ 私の部屋の扉が開いた。 そこには嵐がいた。 嵐 「やったよ姉ちゃん!! 花音ちゃん!!別れたくないって 言ってくれたよ!!」 嵐は携帯を片手に叫びだした。 私の悔しさの原因は 4歳も年下の弟(中学1年、12歳) 嵐にあった。 明 「へぇ~ 遠距離恋愛を我慢してくれるんだ~」 そう…嵐には彼女… 苗木 花音 (なえき かのん)ちゃんという すごくかわいい彼女がいた。 嵐は私とは正反対で 姉である私が言うのも おかしいけど、すごくカッコいいイケメンだ…。 告白も…したことは 花音ちゃんに1回だけ… された回数は 数えきれないぐらいある…。 姉でありながら弟に嫉妬っていうのも我ながら恥ずかしいとは思うけど これが事実…。 本当に私達は姉弟なの?って感じ 嵐のバレンタインは恐ろしい… 机の中、下駄箱、ポストに 毎年チョコが溢れてる。 それに直接もらったのも入れると ホワイトデーが悲惨な事になる。 でも嵐は(私よりも)料理が上手いから毎年ホワイトデーには困らない。 嵐は本当に憧れだよ…。 文武両道だし… 姉弟でもこんなに違うんだなぁ~って思う。
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