第2章

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そんなことを思いながら今日も例の十字路に近づく。 俺は「運命」なんて言ってる気分ではないが、相変わらず亮佑は楽しみにしているようだ。 亮佑がこんなにモテるのに女の子に飢えているはずなんてあるわけない。 いくら俺たちの高校に可愛い子が少ないとは言え、亮佑に告った女の子の中で2、3人は可愛いと思った。 だから亮佑がこんなにウキウキしているのは凄く不思議だ。 そして今日も近くの高校の女子高生を数人見たが、もちろん事故に遭うこともなく亮佑と別れた。 昨日、おとといと全くテストが奮わないので今日は睡魔と赤点に負けじと図書館に行くことにした。 昼食を食べてすぐに家を出た。 図書館は早いうちから混むし、睡魔が来る前に行かないとヤバいので早く家を出なければいけないのだ。
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