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そして準備をし、送られてきた制服を来て学園に向かえばそこにあったのは四聖院魔術学園だったと言う訳だ。
諦めてはいるものの場違いじゃないかと言う考えは消えちゃいない、何せ三大魔術学園に限らずある一定以上のエリート校はある特徴がある。
それは特定の階級の存在―“貴族”が新入生だけでなく在学生を含め九割以上を占める事。
貴族とは遥か昔に何らかの大きな功績や周囲への影響、国にどれ程貢献したかで与えられる称号みたいなもの、本来の貴族の意味とは多少異なっている。
言うなれば国に優秀と判断されたもの達が与えられる階級、その優秀さは何世代に渡り受け継がれておりその子孫は優秀な人材が多い。
そしてそんな優秀な存在は当然の様に教育環境の優れた場所に集まっていく、つまりエリート校とは貴族によって成り立っていると言っても過言ではない。
勿論貴族と言えどその家柄はピンからキリまであろうが、優秀な事に代わりは無いのだ。
そして龍児、ちょっと昔起きた、いや起こした出来事が原因で貴族が嫌いなのだ、それも家柄を自慢したりだとか貴族であることを自慢する奴とかは特に大嫌いなのである。
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