始まり

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『え~、ここにXがあるからこれをXでくくって降べきの順に…』 現在4時間目の数学の授業中 周りのクラスメート達は集中して先生の話に耳をかたむけている 「…ふぁ」 自分はただただ睡魔に襲われるのを必死に我慢していた …この数学担当の先生がもの凄い小声でボソボソと喋っているのが子守唄に聴こえるのは自分だけ何だろうか? それに足して今日は晴れ晴れとした快晴 ちょうどいい気温だし何より席が窓側の一番後ろ ある意味拷問… みんなよく起きてられるなぁ… なんて心の中で感心していた ―――キーンコーンカーンコーン… 授業終了のチャイムが鳴り響く 終わった~~~! 『今日はここまで…』 そう先生が呟くとみんな各々の仲の良い友達と机をくっ付けるなりお弁当を広げる 自分は一目散に教室から飛び出して一人でゆっくりと昼食を食べれるような場所を探す 昨日は屋上だったから、今日は中庭の木陰にしようかなぁ… そう思い中庭へと向かった
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