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彩月「、、、なっ」
俺「あばよとっつぁ~ん!」
驚く彩月ちゃんの声を背中に扉を勢い良く閉めた。
扉下につま先を引っ掛けて彩月ちゃんを個室に封じ込める。
俺「俺は大変な物を盗んでいきました、、、貴女のぱんつです」
先程の雰囲気を誤魔化す様に、ちょっとふざけた様に向こうにいる彩月ちゃんに話し掛ける。
すると。
彩月「、、、貴様に選択権はない」
俺「はい?」
彩月「、、、3、、2、、1」
俺「ねぇちょっと。何そのカウントダウン。すんごい第六感が警報鳴らしてるんですけど。ぱんつ返すから許して。お願いだから」
彩月「、、、」
カウントが止まった。あぶねぇ。
俺「お返しいたします」
握り締めたぱんつに若干後ろ髪を引かれながらも、扉上から彩月ちゃんのぱんつを投げ入れる。
彩月「、、、」
向こうから、かつんかつんと足音が響いた。どうやらぱんつを装備したらしい。
同時に。
彩月「、、、ふー」
深呼吸をしてからはいた様な、少し大きなため息が聞こえてきた。
俺「、、、」
彩月「、、、」
お互い沈黙する。
最近こんな空気吸いすぎだろJK。
こちらから話を切り出そうか考えていると。
彩月「、、、何で最後までしなかった」
彩月ちゃんから尋ねてきた。
彩月「、、、貴様は童貞でロリコンでえっちな事には釣られたクマすると思ったんだがな」
おいおい。その三文字だけで俺という人間を表せるぜ。
俺「確かに数日前の俺なら理性保たなかったかもだ」
ははっと軽く笑いを交えて話す。
彩月「、、、じゃあ何で?」
俺「四葉や朱里ちゃんが居るからな」
彩月「、、、」
扉越し、彩月ちゃんが黙り込んだ。
俺「さっきちょっと考えた(会議)んだけどさ。これは俺にとっても皆にとっても、大事な事だと思うんだ」
彩月「、、、」
俺「だから、、、彩月ちゃんの気持ちは嬉しいけどさ。絶対にまだ答えれない」
彩月「、、、そうか」
少し柔らかい声。ほっとした、と言っている様な暖かい声。
続けて。
彩月「、、、さっき私は貴様に告白した」
俺「うん」
彩月「、、、嘘だドンドコドーン」
さっきまでの事と違い。悪戯モードの彩月ちゃんボイスが聞こえてきた。
って。ちょっと待てえええ!?。
俺「はい?」
思わず聞き返していた。
彩月「、、、貴様を誘惑出来るか自分なりにゲームを作っていただけだ。自惚れるなロリコンが」
迷い猫おおおおお。
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