〇〇〇、参加しました。

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「勇ちゃーん!! はいこれ招待状!!」 「は? 何これ?」 「ちなみにダチ連れてきてもいいから!! 幸子ちゃんとか誘ったら?」 「だから何これ?」 「勇ちゃんが来るの、楽しみにしてるから」 「だから!! 何これ?」 「絶対来てよ!!」 「…………」 こいつ……。 嬉しそうににこにこ笑いながら、悪気なんてさらさら無いように話しかけてくるけど、私の疑問はことごとく無視!? リビングでくつろぐ水曜日の夜。 お風呂を済ませて顔パックをし、ソファーで足組み座ってテレビで今話題のDVDを観ていれば。 学校の鞄を漁っていた虎次郎は突然、今私の手の中にある桜色のパンフレットのような紙を渡してきた。 紙を渡してきた時点でハテナものだというのに、詳しい説明を求める私の質問も無視する虎次郎に、ぐしゃりと、手の中にあった紙は握り潰された。 「ああー!! それ大事に扱ってよ!! 地図にもなってるんだし!!」 「だから何の!?」 「ちなみに俺は2ーAだからね!!」 私は我慢強くない方だと、虎次郎相手だと常々思う。 まだ私の質問を無視する虎次郎に怒りのバロメーターは限界値を突破し、立ち上がるや否や 「ぃだっ!?」 虎次郎の腹を蹴った。 ムエタイ選手並に思いっきり。
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