始 ま り 。

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  何度か家にも行っていた。 何度も外で2人きりになっていた。 何度も唇が触れそうな距離にもなった。 その度に稲田さんは笑って 「普通ならキスしたりするんやろうけど」 と、近すぎる距離を戻した。 私とその前の先輩とののことも知っているし 大丈夫だと思っていた。  
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